【写真】アデレード(Adelaide)の高級住宅エリア/アデレード(オーストラリア)
街の場所
東京都世田谷区
街とセレブの歴史
今や東京都内でも人気の高級住宅地が並び、高級ショッピング「玉川高島屋」、「明治屋」を中心に発展し続ける二子玉川(通称ニコタマ)。しかしそんな二子玉川は、昔は東京都郊外の平凡な田舎町の1つで、明治時代終わり頃多摩川沿いに「玉川遊園地」がオープンしたことをきっかけに、徐々に人が集まりだしたそうです。
そして1969年、百貨店や専門店が入り駐車場も完備された日本初となる郊外型ショッピングセンター「玉川高島屋S.C.」が開業すると、成城や田園調布に住むセレブな人たちが買い物をしに駆けつけることに。これをきっかけに、二子玉川は高級でオシャレな街として認識されるようになりました。
その後、街の発展を繰り返し、2015年4月には二子玉川駅の東地区で行われていた東京ドーム約2.4個分の再開発工事が終了、総合ショッピングモールやオフィス・住宅・公園などが入る「二子玉川ライズ」や、各種商業施設、高級ホテル、映画館などが建設されたことにより、ファミリー向けのにぎやかな都会として変貌をとげることに。
さらに2015年8月、「楽天」の本社が「二子玉川ライズ」内に移転したことで、IT企業などに勤務する高所得者の中年層・若年層が住むようになり、今や二子玉川はラグジュアリー向けの便利な街にして多摩川の緑にも恵まれたエリアとして、セレブタウンへの一歩を踏み出しています。
二子玉川のセレブ
二子玉川に住む富裕層セレブは年々増えていますが、とくに現地のセレブ女性・奥様たちは通称・コマダムと呼ばれています。コマダムの特徴として、上昇志向が強いオシャレなイメージが持たれており、セレブになる途上の「プチセレブ」系な人が多いという認識が持たれています。
しかし現在は、土地開発や居住者層の変化にともない、成城・田園調布など閑静な住宅街に住む王道セレブと肩を並べるクラスの人々も出てきているようです。
(参考文献: SUUMOジャーナル / http://suumo.jp/journal/)