【写真】フェステイブホテル(Festive Hotel)/セントーサ島(シンガポール)
Q.起業する前準備として、必ず知っておきたい知識はありますか?
A.「事業理念」と「会社の規模」を再確認してみるのが良いと思います。
目次
起業する前に知っておくべきこと
会社を興す際に最も大切なことは、その会社を作るきっかけとなった「事業理念」を明確にしておくことではないでしょうか。当たり前と言えば当たり前のこ話ですが、会社の存続、どれだけ営業を継続できるかどうかの試算は、会社ができる前にすでに決まっているといっても過言でないでしょう。
また会社を作る前に、将来どのくらいの規模で経営していくかということも、ある程度イメージを持っていると良いと思います。その点、あらかじめ「大企業」を目指すのか、「中小企業」を経営していくのか、「ベンチャー企業」を興すのかを決める必要があるでしょう。
“大企業”を目指す
利点
●国や社会に大きく貢献できる。
●多くの雇用を生み出せる。
●上場することで、莫大な資産と名声を手に入れる可能性がある。
欠点
●常に世間の目にさらされており責任感が問われる。
●企業オーナー以外は労働に忙殺されやすい。
適任者
●国家や社会への貢献を理念に持てる人。
●多くの人を巻き込んだ統率能力が発揮できる人。
“中小企業”を目指す
利点
●地域や大企業と組み、信頼ある運営が行える。
●代々引き継げる家族経営が実現しやすい。
欠点
●下請け企業の場合、収益が大企業の景気に左右されやすい。
●企業オーナー以外は労働に忙殺されやすい。
適任者
●独立心が強い人。
●ある程度人を使う能力がある人。
●責任感、管理能力に優れる人。
“ベンチャー企業”を目指す
利点
●時流に乗って大きな収益を得られる。
●一般人でも参入しやすい。
欠点
●運営期間が短い。
●リスクヘッジのため、常に多くのビジネスプランを持つ必要がある。
適任者
●ビジネス嗅覚と行動力を持っている人。
●短期間でお金持ちを目指したい人。
●自由な発想やアイデアを出すことが得意な人。