富裕層セレブQ&A

富裕層セレブの不動産投資,マンション投資の見極め方は?

【写真】ニース(Nice)/コート・ダジュール(南フランス)
 

Q.富裕層の不動産投資・マンション投資先で人気の国はどこですか?
 
A.価格上昇を狙う場合は、東南アジアや新興国の人気が高いです。

セレブが注目する不動産投資適格国

アメリカやカナダ、オーストラリア、ヨーロッパ、東南アジアなど、世界の大富豪たちは様々な国で不動産投資・マンション投資を行っていますが、近年日本の富裕層セレブたちの不動産投資先として人気の国は、ハワイやマレーシア・フィリピンなどの東南アジア新興国(ミャンマー・スリランカ等)のようです。これらの国は、今後土地や住宅の価格が上昇する可能性が高い物件が多いので、インカムゲインによるキャッシュフローだけでなく、キャピタルゲイン投資としても魅力が高いといえます。

 
下記に、ハワイ、ヨーロッパ、日本の不動産事情を記載しましたので、参考としてご確認ください。

1. ハワイ

不動産を購入する人の約7割が日本人と言われるほど、ハワイの不動産は日本人に人気が高いです。そしてハワイの住宅を購入する理由として、「投資利益を得る」、「資産分散・保全」、「別荘としての利用」の3つが多いと言われます。

 
とくにハワイの物件は、家賃収入による利回りが低い反面、年数を経るごとに資産価値が高まる傾向にあります。その点、「投資利益を得る」ための購入には適しているかもしれません。

 
ただし、マレーシアやフィリピンの不動産投資と同様、誤った物件を購入してしまうと逆に資産が目減りしてしまうリスクもあるので、信頼性の高い不動産情報の入手や住宅の目利きは非常に大切になってくるのではないでしょうか。

2. ヨーロッパ

イギリスやイタリア、フランスでは、中国、インド、ロシアなどのお金持ちは新築物件を買わない傾向にあります。なぜかというと、ヨーロッパの新築物件は資産価値が上がりにくいからです。

 
しかし一方で、古くて由緒ある物件は非常に人気が高いです。これは、ヨーロッパが富裕層の歴史が長い地域で、また日本のように台風や地震など自然災害が少ないため、数百年前に建てられた貴族の館や邸宅、古城が数多く健在していることが影響しています。そして、これら歴史の趣が深い建物の多くは城下町やマーケットタウン近郊にあるため、周囲景観や環境が整っており、さらに現在の職人数では建物の装飾を再現することが難しく、非常に付加価値が高いものとして評価されているのです。

 
またヨーロッパの住宅は、基本的に耐用年数が長いことも人気の理由の一つでしょう。

3. 日本

一般的に日本の住宅は、アメリカやカナダ、ヨーロッパ、オーストラリアなど海外の物件とは異なり、住宅や土地の価格が上がることにより収益を得るキャピタルゲイン投資向けの物件が少ないです。むしろ、家賃収入(キャッシュフロー)を期待することしかできないと言えます。

 
また、日本の住宅は中古市場も弱い側面があり、平均寿命が26年と言われているくらいなので、新築マンションなどを購入すると年数を経るごとに資産が目減りしてしまいます。そして、いざ売りに出そうと思っても、その頃には資産価値を持つのが土地だけという状況になってしまうことも珍しくありません。
 
* 耐用年数は木造で約22年、重鉄骨で約34年、RCで約47年。

 
さらにスイスの大手保険会社「Swiss Re」の試算により、東京や横浜のような大都市でも世界的には台風・地震など自然災害リスクが高い地域として評価されていることも考慮すると、不動産投資としては日本はあまり魅力的でないのが現状のようです。なお、日本の富裕層セレブの資産の多くは土地に偏っていると言われています。
 

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