【写真】ホテル・ザッハー・ウィーン(Hotel Sacher Wien)/ウィーン(オーストリア)
Q.一般のサラリーマンが株式投資(長期投資)で成功する基本ポイントは何でしょうか?
A.金融資産1億円になるまでは、短期投資の方が現実的です。
サラリーマンが投資で成功する方法と心得
「株式投資」による資産運用は、カジノのバカラと同じく、9連勝していても1つの大敗ですべてが台無しになることがしばしば起こります。しかし、投資にも上手くいくためのコツが存在します。
野村證券で最年少プライベートバンカーとして、企業オーナーやファンド出資者など国内・海外の超富裕層と接してきた冨田和成氏によると…一般人、小金持ち、大富豪それぞれの「株式投資」(長期投資)手法には、下記のような違いがあるそうです。
株の買い方
●一般人
多くの人が購入している株を買う。
●小金持ち
値上がりしそうな業界の株を購入する。
●大富豪
景気に左右されない手堅い業界の株を買う。
企業の将来性の読み方
●一般人
テクニカル分析指標で読むことで、自分が持っていない知識を補強することが多い。
●小金持ち
企業の成績表ともいえる「財務諸表」を読むことで、企業価値を見極める。
●大富豪
企業の経営者が優秀かどうかで将来性を予測する。
しかし、投資は成功しても利益率が年利10%を超えることはほとんどないため、株式投資で得られる年間の儲けを賭け金額の5%と考えると、自由に使うことができる金融資産1億円ができるまでは長期投資してもほぼ意味がないかもしれません。また、「ビジネス」は人脈が必要のない分野も存在するとはいえ、「投資」は富裕層同士の人脈から良質な情報が入ることもあるので、その点からも金融資産1億円を持っていることは大前提と言えるかもしれません。
もし数100万円単位の少額資金から投資をするのであれば、「デイトレード」や「スイングトレード」など、短期投資を始めるのが現実的ではないでしょうか。
(参考文献: 東洋経済オンライン / http://toyokeizai.net/)