富裕層セレブQ&A

プライベートバンクを日本で利用できる銀行は?(お金持ち,富裕層)

【写真】UBS Kowloon Office/香港(中華人民共和国)
 

Q.日本でプライベートバンクサービスがある銀行を教えてください。
 
A.大手三大銀行や野村證券、外資系銀行などにプライベートバンク部門が用意されています。

 
プライベートバンクには、1750年創業のスイス・チューリッヒの「ラーン&ボドマー」や1805年スイスのジュネーブで創業した「ピクテ」など守り重視で執事に近い業務を行う伝統的なプライベートバンク、またUBS、クレディスイス、モルガンスタンレー、バンクオブアメリカ、シティバンク、ソシエテジェネラルなどの総合金融機関、あるいはジュリアスベア、EFG銀行、バークレイズ(イギリス)、ドイツ銀行、ロイヤルバンクオブカナダ、OCBC(シンガポール)、DBS(シンガポール)、ABNアムロ(オランダ)、サンタンデール銀行(スペイン)、BNPパリバのような近代的なプライベートバンクなどがあります。

 
日本にもUBS、クレディスイス、三菱UFJモルガンスタンレーPB証券、その他みずほ銀行や三井住友銀行、野村証券のように大手金融機関のプライベートバンク部門がありますが、資産運用手法や提供できるサービスなどが世界基準のプライベートバンクとはほど遠いシステムになっているため、利用する場合は注意が必要かもしれません。

 
なぜ、世界基準のプライベートバンクとサービスがかけ離れているのかというと、日本の金融に関する国内規制が厳しく、銀行・証券・保険を利用する顧客の情報を共有できない、商品販売手数料が高く商品価格に組み込まれているケースがあるなどで、バンカー側が売買手数料で儲けているのに顧客側だけが損失を出すリスクを抱えているという歪んだ構造になっているからです。その点、海外の主要金融機関の主な収入源が顧客から預かった資金の残高に対する年間管理費用なので、顧客の資産額を増やすことを目的に運用しようとします。そのため、国外のプライベートバンクは、その独特なサービスを最大限効果的に発揮することができるわけです。

 
なお、プライベートバンクを利用するためには、充分な資金があることは大前提として、富裕層を対象としたビジネスを行う職種の人々に直接接触するか、信用ある企業や利用者オーナーからの紹介を受ける方法などがありますが、後者の方法が最も信頼性が高く確実な方法となります。

 
(参考文献: プライベートバンカー 驚異の資産運用法 / 講談社現代新書,2018)
 

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