【写真】モンテカルロ(Monte Carlo)/モナコ公国
日本で「準富裕層」や「プチ富裕層」というと、預貯金、株式、債券、投資信託などから構成される純金融資産が3,000万円~1億円クラスの人たちを指すことが多いのですが、富裕層大国のアメリカ合衆国を基準にした場合は、純金融資産1億円~10億円未満といっても良いかもしれません。
●プチ富裕層: 3,000万円以上5,000万円未満(=アッパーマス層)
●準富裕層: 5,000万円以上1億円未満
* 上記は「野村総合研究所」による定義
また、彼らのように1億円~数億円の純金融資産を持つ層の人たちの職業は、ビジネスオーナー(主にIT企業)や投資家(デイトレーダーを含む)、医者・弁護士(主に60代以上が多い)などのプロフェッショナル専門職が多いようです。しかし、10億円を超えるさらに多くの資産を所持する富裕層セレブと比べて、明らかに異なる点があります。それが、「生活スタイル」です。
一般的に、お金持ちに興味がある一般の人たちからすると、富裕層セレブ・お金持ちリッチのイメージといえば…
「年中プライベートジェットに乗って、スイスやモナコなどのヨーロッパ、ロサンゼルスやニューヨークなどのアメリカ、ドバイ・香港・シンガポールなどの金融国家を飛び回ってパーティーに参加し、陸上ではリムジンをはじめフェラーリ・ロールスロイス・ランボルギーニ、海上では豪華客船やプライベートクルーザーを乗り回すライフスタイルを送っている。」
というような感じかもしれませんが、純金融資産数億円クラスの人たちは、高級住宅地に住んだり高級外車を乗り回すような派手な生活を送っていない人が多いです。むしろ、いかにも目立つ贅沢な暮らしをせず、一般の人たちと同じように質素な生活を送る人がほとんどを占めているとさえ言われています。
また、近年のインターネットによる情報革命によって突然お金持ちになった富裕層(準富裕層・プチ富裕層を含む)の多くは、都内を離れた郊外で暮らしている傾向があると言われており、昔の富裕層セレブと違って「服装」や「言葉遣い」だけでお金持ちなのかどうかが判別できず、一般人に埋もれて見分けがつかなケースが多いようです。